初代MクラスはプレミアムSUVの先駆者的存在で、映画「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」にも登場し、映画の影響で手に入れたという人もいたはずです。
7年ぶりのフルモデルチェンジで3代目に移行したわけですが、立体的でアグレッシブ、しかも洗練されたエクステリアはもちろん、多数の魅力を備えています。
エンジンは2種類で、34ps/20Nmアップの3.5L V6直噴ガソリン(306ps/370Nm)の3.5L V6直噴ガソリンと、3.0LのV6直噴ターボディーゼル(258ps/620Nm)を用意。後者は47ps/80Nmも向上し、とくに圧倒的な最大トルクが目を惹きます。
トランスミッションはメルセデス自慢の「7Gトロニック プラス」で、アイドリングストップも加わり、従来モデルよりも最大で42%もの燃費向上(欧州値)を果たしています。駆動方式は両者ともに4WDで、ディーゼルの「ML 350 BlueTEC 4MATIC」が右ハンドル化されたのも朗報です。
そして、525ps/700NmのモンスターSUV、ML63AMGも用意され、さらに「AMGパフォーマンスパッケージ」も設定。最大過給圧が1.0パールから1.3パールにアップし、圧倒的な加速をさらに強化するという、恐ろしく速いSUVに仕上がります。
■The new M-Class(メルセデス・ベンツ日本)
http://www.mercedes-benz.co.jp/special/4matic/model/M-Class/
(塚田勝弘)