トヨタ・クラウンセダン、コンフォート系4気筒FRラインナップが一斉にマイナーチェンジ

トヨタの4気筒エンジンを積んだFR乗用車ラインナップといえば、やはりクラウンセダン、コンフォート系が思い浮かぶ……というひとは多くないかもしれませんが、タクシーや教習車などでお世話になっている方は多いハズ。

クラウンコンフォート

そのタクシーやハイヤーでお馴染みのクラウンコンフォート、コンフォートとあわせてクラウンセダン、コンフォート教習車がマイナーチェンジしました。

クラウンセダン

リヤ中央席3点式シートベルト&ヘッドレストやISO-FIXチャイルドシート対応などの法規に合わせた変更を受けているほか、全車にプラズマクラスターを採用しています。

コンフォート

コンフォート教習車にガソリンエンジンが用意されている以外、他のモデルはLPGエンジンだけの設定。いずれも2.0リッター4気筒の1TR-FPE型エンジンとなっています。

コンフォート教習車

ちなみに、教習車のメーカー希望小売価格は、ガソリン版が1,689,450円、LPG版が1,878,450円(どちらも5速MTの価格)。オートマ仕様はガソリン版で73,500円高、LPG版で136,500円高となっています。

最近ではマニュアルトランスミッションのほうが価格高となっているケースも珍しくありませんが、さすが教習車はマニュアルが基本の価格設定となっているようです。

それにしても、フロントがストラット、リヤがトレーリングリンク車軸式(リジッド)というサスペンションで、ボア×ストローク=86.0mm×86.0mmの4気筒エンジンを積み、5速MTと組み合わせた、トヨタのアンダー2リッターFRラインナップ。86よりハチロク(AE86)に近いプロフィールといえそうです。

■TOYOTA、クラウンセダン・クラウンコンフォート・コンフォート・コンフォート教習車を一部改良(トヨタ自動車)
http://www2.toyota.co.jp/jp/news/12/07/nt12_035.html

(山本晋也) 

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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