写真の吉田由美さんは、何ゆえ新型カローラの後席から降りてきたのでしょう?妙に気になったので自分なりにストーリーを仕立ててみました。
東京でバリバリ働く愛娘の由美さんが、何年かぶりに故郷の実家に帰ってくることになりました。この日のために先々代カローラから新型に買い換えたお父さんは、駅まで娘を迎えに行きます。久々にお父さんと再会した由美さんは「うわぁ、新車の匂い〜。後ろも昔のカローラより広いのね〜。」と照れ隠しのように後席へ乗り込みました。
助手席を期待していたお父さんは内心でガッカリしつつも、「前のよりも短くなったのに中は広いし、燃費も良くなった!」「プリウスも考えたけど、カメ虫みたいな形がちょっとね。」「やっぱりクルマは5ナンバーのセダンが一番だ。」と、自慢げに新型カローラを走らせます。そして実家に着いて「お母さん、ただいま〜。やっぱり実家はいいなあ〜。」ってクルマから降りてきたところが、写真に収まる吉田由美さんという訳です。
お父さん!お母さん!こうなったらオラも一緒に泊めてください〜!!
(゜゜;)\(–;)なんのこっちゃい〜
さて新型カローラは、落ち着いたセダンの「アクシオ」とアクティブなワゴンの「フィールダー」で、2つのキャラクターを分けて設定してきました。このあたりを上手に作り分けるのは、まさにトヨタのお家芸というところでしょう。
インパネはアクシオもフィールダーも共通で、ハンドル越しにメーターが並ぶオーソドックスな構成です。一番目立つセンターコンソールやハンドルに、木目やシルバー、ブラックを使い分けて、それぞれのキャラクターを演出しています。 特にグローブボックスや運転席前には、ドアトリムと同じ布素材を採用。高級感と囲まれ感を演出して、差異化を図っています。
室内空間は、ダウンサイジングで全長が短縮したにも関わらず、しっかり容量アップが図られています。特に写真で、由美さんの御足、もとい後席の足元の広さをご覧あれ〜。
またトランク容量も拡大、フィールダーでも後席使用時に奥行きが955mmもあるのですから、パッケージングの詰めも抜かりありません。
冒頭の由美さんストーリーでお父さんが満足げだったように、カローラを乗り継いでいるリピーターのファンにも、新型カローラはきっと満足の行く仕上がりになっていると感じた次第です。
(拓波幸としひろ)