トヨタ86発売をきっかけに峠のテレビ番組まで作っちゃったようです!

若者のクルマ離れなんてキーワードを盛んに目にしますが、そんなに若者に媚びる必要はないんじゃないですか? って思ってたんですよ、個人的に。

まあ、若い人にも年配にもクルマを好きな人いっぱい居てくれたらいいかなって気はするけど、若い人に憧れて欲しいなってのも押しつけじゃなくて自然にそうなってくれるのが一番でしょう。

で、86を発売したトヨタさんも、クルマを走らせる楽しさを喚起させようといろんな試みをやってくれてうれしい限りです。峠のランキングをやったり、が、今回はテレビ放送を始めるとのことです。

番組名はズバリ『峠[TOUGE]』です。

「日本の峠の魅力再発見を推進する文化活動として、大人のスポーツカー好きが至福の時間を体感できる新しいテレビ番組」だそうです。

リリースによると

 『峠[TOUGE]』は、日本の大人たちが忘れかけていた「日本の美しくも奥深い魅力をもった峠」に着目したテレビ番組として制作。
 スポーツカーで走るための最適な場所である峠を、健全な大人がドライブを多面的に愉しめるスポーツカルチャーの場として昇華していくことを狙いとしている。
 各回ごとに日本各地に広がる峠を紹介、コースの起伏や自然が織りなす景観美、安全な速度で十分に味わえるファンドライブ、峠に隠されている歴史的なストーリーや逸話、そこで暮らす人々、育まれた逸品の数々など、視聴者がそれぞれに思いをはせられるような番組構成とした。

つまり、大人が楽しんでるところをカッコよく見せれば若者だって自然と入ってくるんじゃねぇ? というノリでしょう。かなり「走り屋とは違う」ってのを強調している感もあります。

ナレーターは吉川晃司さん、

これまたオジさん世代に訴えかけてますな。

『峠[TOUGE]』はBS日テレにて毎週日曜日21:54〜22:00、7月1日から放送開始です。

(小林和久) 

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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