F12のテストに混じって走行していた黒いクルマの正体はフェラーリ・カルフォルニアでした。しかし、この映像を見るとわかるのですが
明らかにタービンの音が・・そしてフェラーリには珍しい低いサウンド
不自然に上がってるように見えるボンネット(多分インタークーラーの位置の都合?)
の奇妙なカルフォルニアのテストカーです。
こちらは通常のカリフォルニア
フェラーリがターボエンジンを製作するのはF40以来です。F40の前身の288GTOは元々WRCのグループB参戦を目論んで作られたクルマだったそうです。
さてこの黒いカリフォルニアに積まれているターボエンジンの詳細は全くの不明。米Autoblogでは次期マセラティ・クワトロポルテ用に開発されているという報道もあります。
フェラーリにはF12というモデルが控えているのでハイパフォーマンスにウェイトを置いたターボではなく、欧州車を中心にトレンドとなっている環境と高性能を両立したダウンサイジングではないかと思われます。これにフェラーリのエコシステム「HELEシステム」を組み合わせたものになるのではないかと考えられます。
■autoblog.com:Maserati Quattroporte to get Ferrari-built supercharged V6, turbo V8
http://www.autoblog.com/2012/06/08/maserati-quattroporte-to-get-ferrari-built-supercharged-v6-turb/
■フェラーリ公式サイトによる「HELEシステム」の解説
http://www.ferrari.com/japanese/gt_sport%20cars/gt/pages/100930_gt_ferrari_california_with_the_hele_system.aspx
(栗原 淳)