あの牛丼並みの超ド迫力! メガなビッグサイズのバス“ネオプラン メガライナー”【動画】

日本を走るクルマの中でも大きな部類に入るバス。その中でも超ド級の大きさを誇る2階建てバスがあったのをご存知ですか?

その名もネオプラン・メガライナー。

ドイツのネオプラン社製のこのバス、メルセデス製エンジンを搭載し、価格は約8000万円。どれくらい大きいかと言えば、全長:14,990mm  全高:3,790mm  全幅:2,490mm  と言えばお分かりでしょうか?

今一つピンと来ない方には、国産2階建てバスの代表である、三菱ふそうエアロキング(MU612TX)のサイズが全長:11,990mm 全高:3,770mm 全幅:2,490mmと、国産の一般的な2階建てバスと長さがゼンゼン違います。

一般的な路線バスが11m前後なのに対し、メガライナーは約15m。日本国内でも走行できる場所はかなり限られていたそうです。

写真からも解るように4軸車であり、前側の2軸で操舵できるようになっています。

後後軸も、右左折時に掛かる負担から運転席のスイッチでトーコントロール操作が出来るパッシブステア機構も装備されていました。

メガライナーはその大きさから乗車定員の多さが最大のセールスポイントで、一般的な高速バスの42名に対し、JRバス関東に所属していたメガライナーは1階席18席、2階席66席、計84席、車いす専用席を含めると85席になります。

ちなみに一般的な高速バスの日野セレガ(JRバス関東)の場合、座席は40席。メガライナーは一般的な高速バスの、倍の乗客を輸送する事が出来ました。

青春メガドリーム号として運行していたメガライナーですが、運行中に火災事故が発生。乗客乗員共に一切の負傷者は出なかったものの、安全性を考え、全てのメガライナーが引退。今では国内で乗る事は出来なくなってしまいました。

またいつか、こんな超大型バスが日本を走る日がやって来るのでしょうか?

■JR BUS MUSEUM|ネオプラン・メガライナー(ジェイアールバス関東)
http://www.jrbuskanto.co.jp/museum/album/album1b.html

 (井元 貴幸)