毎日どこかで誰かの誕生日であるのは当然ですが、今日5月30日はマツダがロータリーエンジンを搭載した世界初の市販モデル「コスモスポーツ」を発売した記念すべき日。
コスモスポーツが発売されたのが1967年ですから、マツダの市販ロータリーエンジンは45歳の誕生日ということになります。
他の自動車メーカーが諦める中、数々の苦労を乗り越えて市販、量産にまでこぎつけたマツダ。その技術力を象徴する存在が、ロータリーエンジンといえましょう。
コスモスポーツに搭載された110馬力の2ローターエンジンは、基本となるプロフィールはそのままに、現代のRENESISエンジンにまで受け継がれています。
コスモスポーツ(1965.5)主要スペック
全長:4140mm
全幅:1595mm
全高:1165mm
ホイールベース:2200mm
重量:940kg
エンジン型式:10A
排気量:491cc×2
最高出力:110ps/7000rpm
最大トルク:13.3kg-m/3500rpm
変速機:4速MT
残念ながら、現時点では世界唯一といえるロータリーエンジン量産車「RX-8」は今夏で生産休止となることがアナウンスされています。来年の誕生日は難しいかもしれませんが、50歳の誕生日には新しいロータリーエンジンといっしょにハッピーバースディ! といえることを期待しましょう。
(山本晋也)