日産サニーといえば、日産が誇るベーシックカーですよね!
特にFR時代のサニーはコンパクトでパーツも豊富、現役当時はツーリングカーレースなどにも多数参加していてノウハウがあることも手伝って、今でも高い人気を維持しています。
FRサニーのエンジンとして有名なのは「A型」と言われる直列4気筒OHVエンジン。レース用のエンジンでは170馬力以上、許容回転数10,000回転以上とも言われています。
しかし実は2~3代目のサニーの時代に当時としては上級の「SOHCエンジン」を搭載していたモデルがあったのです。それが「サニー・エクセレント」。
サニーエクセレントに搭載されたエンジンはこちらも有名な「L型」と言われるエンジンの4気筒バージョンで、A型の1200ccに対して1400cc(B210系後期は1600cc)と排気量も大きくなっており、まさにエクセレント!
A型に比べ大きく重くなったL型エンジンは軽快さが薄れるといった一部の意見もあったようですが、トルクに勝るL型エンジンの採用はサニーに新たな魅力をプラスしたと言えるでしょう。
ただ残念ながら販売面ではA型搭載モデルに比べると芳しくなかったようで、4代目の310系ではラインナップから外れてしまいました。
ちなみに日本国内ではなくなってしまった「サニー」の名前、中国などでは引き続き使用されていて、B17型として販売されています。日本でもいつの日か復活する日がくるのでしょうか?
■日産・サニー(中国語)
http://sunny.dongfeng-nissan.com.cn/index.php
取材協力:サニーエクセレントオーナーズクラブ
(小鮒 康一)
【写真ギャラリーをご覧になりたい方はこちら】https://clicccar.com/?p=156207