アルファロメオのDNAを持つクライスラーの新型コンパクト「ダッジ・ダート」【動画と画像】

4月末日、ペンタスターも輝くビル全面を使ってクライスラーがデビューをアピールしたニューカマーが「ダッジ・ダート」です。

クライスラーがフィアット傘下となったことによりグループ内でのメカニズム共用化を進めたということを「アルファロメオのDNAとダッジパッションの融合」と表現しているダッジ・ダートは、4ドアのスポーツセダン。具体的にはアルファロメオ・ジュリエッタのプラットフォームや1.4リッターターボ・ツインエアエンジンが使われているようです。

そのせいかスポーティグレードの「RALLYE」では真っ赤なボディがイメージカラーとなっていますが、もともとダッジも赤がイメージカラーですからその意味でもダッジとアルファのマッチングはいいのかもしれません。

なお現時点で発表されているのは以下の5グレードとなっています。

Dodge Dart SE/$15,995
Dodge Dart SXT/$17,995
Dodge Dart Rallye/$18,995
Dodge Dart Limited/$19,995
Dodge Dart R/T/$22,495 (2012 第3四半期に発売)

なおアルファロメオ直系の1.4リッターインタークーラーターボ・マルチエアエンジン(160 hp)を搭載するのはSXE、RALLYE、Limitedの3グレード。廉価なSEには2.0リッターTigersharkエンジン (160 hp) 、R/Tには2.4L Tigersharkマルチエアエンジン(184 hp)が搭載されるということです。またいずれも6速MTとの組み合わせが基本とのことです。

日本で販売するウワサは聞きませんが、このアメリカンなスタイルとイタリアン・テクノロジーが融合したスポーティセダン。メーター内に7インチ液晶ディスプレイをインストールするなど先進性もあります。日本導入を求める声は少なからずありそうな魅力的なニューモデルです。

■2013 Dodge Dart(DODGE.COM)
http://www.dodge.com/en/2013/dart/

(山本晋也)

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この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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