日本人唯一のFIA世界チャンピオン、新井敏弘選手がインプレッサでIRC2連覇を目指して発進

4月18日、STIが群馬サイクルスポーツセンターで今年のインターコンチネンタルラリーチャレンジ(IRC)でのマニュファクチャラータイトル獲得を目指した参戦体制を発表しました。マシンはGRB型インプレッサWRX STIをベースとしたR4仕様車。

そして日本を代表するラリードライバー、新井敏弘選手がIRCツール・ド・コルス、サンマリノ、サンレモ、キプロスラリーの4戦に参戦する予定であることを明らかにしました。

新井敏弘選手は、スバルワークスからインプレッサワールドラリーカー(WRカー)をドライブした経験も持ち、2000年のWRCチームズカップを制覇したほか、グループNマシンによるWRCであるプロダクションカーWRC(PWRC)では2005年と2007年にチャンピオンを獲得。日本人で唯一世界自動車連盟(FIA)の世界タイトルを獲得。さらに2011年のIRCチャンピオンも獲得したとっても凄い人なのです。

彼とヤッコ・ニカラ選手がトミ・マキネンレーシングから、そしてストールレーシングからアンドレアス・アイグナー選手が参加して、IRCのメーカータイトルを狙います。

体制発表当日は、新井選手がドライブするインプレッサR4仕様車のデモンストレーションランも行われ、華麗なドリフトを披露してくれました。

今年2連覇を目指す新井選手の活躍に期待したいところです。

(ぬまっち)

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この記事の著者

ぬまっち(松沼 猛) 近影

ぬまっち(松沼 猛)

1968年生まれ1993~2013年まで三栄書房に在籍し、自動車誌、二輪誌、モータースポーツ誌、鉄道誌に関わる。2013年に独立。現在は編集プロダクション、ATCの代表取締役。子ども向け鉄道誌鉄おも!の編集長を務める傍ら、自動車誌、バイク誌、鉄道誌、WEB媒体に寄稿している。
過去に編集長を務めた雑誌はレーシングオン、WRCプラス、No.1カーガイド、鉄道のテクノロジー、レイル・マガジン。4駆ターボをこよなく愛し、ランエボII、ランエボVを乗り継いで、現在はBL5レガシィB4 GTスペックB(走行18万km!)で各地に出没しています。
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