2011年、オランダで開催されたAutorial2011で公開された、FIAT500を使ったループスタント。
可愛らしいFIAT500がループを駆け抜ける姿は遊園地のアトラクションのようにも見えます。
まるでジェットコースターのループの様な縦回転を、一切落下防止の措置をせず、スタントしています。
挑戦するのは、イギリス人のSteve Trugliaさん。スポーツ万能で軍隊にも所属していたという強靭な体を持つ彼と、徹底的に軽量化されたFIAT500のコンビネーションで成し得た大技です。
ループ台とFIAT500を繋ぎとめる物は何一つありません。一見簡単そうに見えるループ走行ですが、高速でループ台から外れること無く直進し、ループに突入後は強烈な縦G に耐えながら速度とステアリングを維持しなければなりません。
速度が足りなくても、ステアリング操作を誤っても、一巻の終わり。
傍から見てると、遊園地のアトラクションのようにも見えますが、実際はかなり過酷なスタントの様です。
(井元 貴幸)