三菱自動車は4月23日から開催される北京国際モーターショーに参考出品する新型アウトランダーの詳細を発表しました。
これによると新型アウトランダーは今夏よりロシアで販売を開始、以降、欧州、日本、中国、オセアニア、北米と世界展開を進め、中国市場には2012年度中の投入を予定しているということです。
加えて中国向けの新型アウトランダーには、新開発の可変動弁機構を採用した2.0Lと2.4Lの直4エンジン、4J11/4J12型新型MIVECを搭載。また、ボディ構造の最適化や高張力鋼板採用などによる車体軽量化、空力性能の改善などにより、クラストップレベルの環境性能を実現。さらにエコ運転を支援するシステムを採用することで、実用燃費の向上をサポートします。
また前方車両を検知して自動ブレーキにより衝突の回避、または被害の軽減をサポートする「衝突被害軽減ブレーキシステム」や、高速走行のみならず、低速走行時でも前車との車間を維持しながらの走行が可能な「レーダークルーズコントロールシステム」などの先進安全技術を採用。
インパネには表面にソフトパッド材と光沢のあるブラックパネル、効果的に配置したメッキとシルバーの加飾により上質感を高めました。また、スイッチなどの操作系やディスプレイなどの表示系をそれぞれ、操作性、視認性の良い場所にレイアウト。セカンドシート、サードシート(中国向けでは初採用)は、簡単な操作でシートアレンジすることができ、ワイドでフラットなカーゴスペースを容易に作り出すことを可能としたということです。
このあたりは日本仕様も変わらないでしょうから、だいぶ詳細が見えてきましたね。
アジア初お披露目が中国、発売開始がロシアというのは、日本メーカーとしてはちょっと残念な気がしますが、マーケットの重要性を考えると仕方ないかも。
それよりもちょっとずつ伝わってくる新型の足音を楽しみにしましょう!
【関連リンク】
三菱自動車、2012年北京国際モーターショー 出品概要
(三菱自動車プレスリリース)
(佐藤みきお)