10年間で500ドルもトクになるGMのエコ技術

シボレー・マリブに、従来と比較して年間で12ガロン(約45リットル)ものガソリンを節約できる新技術が搭載されたと発表されました。

燃費を2.5%改善し、10年間でおよそ500ドルも燃料代をセーブできるという『eAssist』と名づけられた、この新技術の正体は?

いまや日本車では当たり前になっている電動パワーステアリングでありました。

アメリカのマーケットでは、従来型の油圧パワステが支持されているという話もありましたが、電動パワステの時代になりつつあるようです。このシボレーをはじめ今後はキャデラック、ビュイックといったGMブランドの半数以上が電動パワステを採用する計画ということ。

さらに油圧パワステで発生するフルード(オイル)がないのも、CO2とメンテナンスコストの削減につながるとアピール。

いよいよ電動パワステが世界のスタンダードとなりそうです。

[関連リンク]Chevrolet Malibu Eco Saves Gas with Fuel-Efficient Tech (GM News)

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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