箱根で行われたプレス試乗会でCX-5に乗ってきました。注目のクリーンディーゼル、ガソリン、2WDと4WDと乗り比べてきましたが、ディーゼルの完成度の高さは想像以上でした。
420Nmの最大トルクは伊達ではなく、急坂をいとも簡単に駆け上がります。ガソリンと乗り比べるとその差は歴然です。
しかし、ガソリンが決して走らないわけではなく、車体もノーズも軽いので街中ではガソリンで十分だと思います。
都心はもちろん、地方都市でも日本はストップ&ゴーの多い道路環境ですから、ディーゼルの分厚いトルクと意外に息の長い加速を堪能するには宝の持ち腐れになりかねません。
高速道路の利用が多い、長距離をよく走るならディーゼルでキマリですし、全ディーラーにはまだディーゼルはないようですが、トルクフルな走りに魅せられたら買うしかないでしょう。
なお、ディーゼルの「XD Lパッケージ」は19インチになりますが、見た目がスポーティなだけでなく飛ばしたときの安心感も高く、確かに低速では乗り心地は硬めではありますが、予算に余裕があれば選択したいなと思わせる出来映えでした。
(塚田勝弘)