メルセデスSLS AMG GT3、圧倒的な強さで1-2フィニッシュ【スーパー耐久2012】第1戦 富士SUPER TEC

3月25日に開催されたスーパー耐久2012 第1戦 富士「SUPER TEC」
総合優勝はゼッケン1のPETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3!

SLSが2台揃ってチェッカーフラッグを受ける1,2フィニッシュを決めました。
実際には前走するゼッケン28のSLSの方が周回数が少ないので、後のゼッケン1がチェッカーを受けているのですが、見た目は1,2フィニッシュという変則的な状態です。

それにしてもSLS AMGは本当に速かった。
昨年7月に行われたスーパー耐久の富士戦でアウディR8 LMSが出した予選タイムを1秒以上も上回る1分41秒688の予選タイムをたたき出し、周回数にいたっては2周多い134周を記録。開催時期の気温や路面温度などを無視すれば、全てにおいて一回り速いのです。

エンジン音だけを聞いていると、低くこもった音で速そうに聞こえないのですが、そんな音がとんでもない速さで走ってくるというのは、なんだか不思議な体験です。

優勝ドライバーの1人、谷口選手曰く「グダグダなレース運びだったけど、なんとか優勝できました」とのこと。グダグダじゃなかったらもっと速いってことですか?

(北森涼介)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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