ディーゼルばかりが注目される(?)CX-5ですが、ガソリン車も忘れてもらっては困ります。
2.0L直4ガソリンのスペックは最高出力155ps/6000rpm、最大トルク196Nm/4000rpm(4WDは154ps/195Nm)。
数値上はとりたてて高性能とは言えません。ですが、最新のロックアップ領域が広いATであるスカイアクティブ・ドライブと組み合わされるため、アクセルペダルの操作にしっかりと反応してくれて、十分な動力性能が得られます。車両重量も20Sの2WDで1440kgとミドルサイズSUVとしては軽量なこともあって、動力性能に不満はありませんでした。
当然、175ps/4500rpm、420Nm/2000rpmという大トルクのディーゼルと比較すると、非力な感じは否めません。JC08モードの燃費もディーゼルが上回っています。ですがアイドリングストップも備わっていますし、車両本体価格は破格! ディーゼルが258.0~319.0万円に対して、205.0~241.0万円なのです。
もちろん装備は異なるのですが(パワーシートやシートヒーターは装着できません)、ディスチャージヘッドライトはオートライトシステムなどとセットで8 万円、クルーズコントロールやAT誤発進制御などとセットで7万8750円。BOSEサウンドシステムも7万8750円でオプション設定されています。
それでいて走りはディーゼルと同等。CX-5のガソリンとディーゼルの足まわりのセッティングは、車重に併せてスプリングとスタビライザーが異なりますが、どちらもステアリング操作に対してリニアに反応してくれます。小気味良い走りとなっているため、いつも5人乗車で荷物満載という方でなければ、かったるいなんて思わないのでは?
ディーラーの試乗車は続々と配備され、3月末には全ディーラーに行き渡るそうです。
是非是非、ディーゼルだけでなくガソリン車にも試乗してみてください!
【オフィシャルサイト】
http://www.cx-5.mazda.co.jp/
(佐藤みきお)