富士重工は3月16日にアイサイト搭載車の北米市場投入を発表しました。
既にオーストラリアに投入し好評のアイサイトですが、他のメーカーからも続々とプリクラッシュセーフティが発表になっています。
スバル・アイサイト(ステレオカメラ):時速30キロ以下自動停止
ボルボ・シティセーフティ(単眼カメラ・レーダー):時速15キロ以下での完全停止
フォルクスワーゲン・シティエマージェンシー(レーダー):時速30キロ以下で完全停止
メルセデスベンツ・PRE-SAFEブレーキ(レーダー):時速30キロ以下で完全停止
マツダ・スマートシティブレーキサポート(レーダー):時速30キロ以下で完全停止
各メーカーで制御やセンサー、停止可能時速が違うものの方向性は同じですね。
スバルは90年代に既に市販車に搭載していたADAと呼ばれるステレオカメラ+レーダーの技術を熟成させ、アイサイトをデビューさせましたが、他のメーカーもレーダークルーズコントロールの技術を活かし、レーダーセンサーでの衝突回避技術を進めています。
今後国産のメーカーも続々と参入してくるプリクラッシュセーフティ技術。
先駆者のスバルはステレオカメラと言う独創性で逃げ切ることが出来るのか? それとも天候に強く歴史のあるレーダーセンサーが市場で巻き返すのか?
メーカー同士の安全に対する技術は何よりも切磋琢磨してほしい所ですね。
(井元 貴幸)