日産自動車、インドネシアでの投資を拡大―ダットサンブランドを復活―という発表があった。
日産のカルロス ゴーン社長は、インドネシアのスシロ・バンバン・ユドヨノ大統領と会い、日産がインドネシアのモータリゼーションに貢献していくことを表明。
インドネシアにおける生産能力を2014年までに25万台へ引き上げるとともに従業員数を3300名に増強、販売店舗は2015年までに150店に増やす計画を発表したという。そのための投資総額は330億円となる見込みということだ。
また、日産は『ダットサン』ブランドを復活させることを発表した。
ニッサン、インフィニティに続く日産の第三のグローバルブランドとなる『ダットサン』。そのブランドを冠したモデルは、2014年からインド、インドネシアおよびロシアを皮切りに販売開始予定という。
駆け抜ける脱兎に由来するというDATSUNは、かつて世界中で親しまれたブランド。
北米市場では “ダッツン”などと呼ばれることもあったというが、新生ダットサンはアセアンをはじめとする新たな市場で、どのような評価を受け、また愛されるのだろうか。
(山本晋也)