「アクアはHVバッテリーをどこに隠したの?」収納上手がトヨタ・アクアの広さの秘訣です!【新型トヨタアクアのすべて/使い勝手編】

アクアに採用された内装色の「アースブラウン」は、アシスタントの沢口けいこちゃんの優しい雰囲気にミラクルフィット!
「ねえアクア、次はどこに行く?」な〜んてつぶらな瞳のけいこちゃんに言われちゃったりしたら、それこそアクアの「バッテリーはビンビンだぜ〜い♪♪」
(^O^)/★◎★なんのこっちゃい〜

さて室内に入ると、最初にすっかりお馴染みになったセンターメーターと、さりげなくスリット模様の入ったインパネが迎えてくれます。

運転席では「あれっ?」と思ったことが2つありました。

ひとつは、シフトノブがインパネではなくフロアから伸びているということです。プリウスのインパネ・チビシフトも良いですが、使い慣れたフロアシフトならハイブリッドを意識することなくすんなり入っていけますよね。そういえばカムリハイブリッドも、フロアシフトでした。

もうひとつはアクアのシート、ずいぶん立派なことに気づきました。これ、カムリのシートフレームを流用しているのだそうです。こういう共有化は大歓迎、思わぬところで上級車種と繋がりがあるものですね。

リアシートでは、大人2人が余裕で座れるスペースを確保しています。バッテリーユニットをリアシート下に収納しているとは思えないほどで、ハイブリッド車の設計も変幻自在になってきた印象を受けました。ちなみに廉価グレードに採用されたリアの手回しウインドゥは、是非とも見てみたい〜。昭和のコンパクトカーはみんなそうだったし、個人的に大好きなんですよ、あれ。

またハッチバックを開けると、普通のガソリン車と同等のラゲッジスペースを確保しています。床下にはスペアタイアを積むスペースも残していますから、「あれっ、バッテリーはどこに隠したの?」という感じでした。

コンパクトハッチに、先代プリウス並みのハイブリッドメカを搭載して、この室内空間を確保している訳ですから本当に素晴らしい。当分、アクア旋風は収まりそうもないと実感した次第です。

(拓波幸としひろ)