S耐ドライバー藤原能成選手、サトリア・ネオのインプレを語る【4th栃クオ走行会】

第4回栃木クオリティ走行会でのサプライズだった、プロトン サトリア・ネオのサーキット試乗。乗った方々は口々にボディーのよさを語ってくれますが、プロが乗ったらどうなのでしょう。

というわけで、インストラクターで来ていたスーパー耐久ドライバー藤原能成選手に試乗していただき、感想を伺いました。

藤原選手は昨年、KYOSHOアリスモータースのランサーEvoXでスーパー耐久に出場。KYOSHOアリスランサーはもてぎのオーバルでST-2クラス優勝をしています。

というわけで、早速試乗していただき感想を。

「すごく素直に曲がるクルマだと思います。タイヤがSタイヤだったのでノーマルサスとのマッチングがどうかな?とは思ったのですが、ボディーの強さがあるのでキチンとタイヤを接地させてくれるので走りやすい。ただ、Sタイヤがクルマに完全に勝っちゃっているのでお尻が出にくいのがちょっと引っかかるポイント。サスペンションのセッティングが今すぐ変えられるのならリアを本当に若干硬めにしたい。そうでないならリアタイヤの空気圧を0.3kgf/cm2ほど高めるといいと思います」

ということで、次のセッションでリアの空気圧を0.3kgf/cm2高くして3周乗っていただくと・・・
「そう、これですよ。この感じがいい。ハンドリングが素直なところがすごくよく伝わります。ブレーキとかアクセルとステアリングの関係で向きを変えやすいのがこのクルマの利点。セッティングを変えられる足回りを入れても(車両本体価格込み)200万円ちょっとの新車と考えたら、思いっきり遊べるクルマだと思います」

かなり評価が高いようです。

(北森涼介)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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