トヨタ86(ハチロク)発表のお祝いに来た元マツダ貴島孝雄さんの全スピーチが聴けます!【86 Opening Gala Party】

貴島孝雄さんがトヨタ86(ハチロク)の発表披露宴にゲストとして訪れたのはすでにコチラコチラでお伝えしました。

貴島さんは、元マツダのエンジニアで、RX-7やロードスターを手掛けたスポーツカー好きであることは有名です。現在は山口東京理科大の先生であるとはいえ、明らかにマツダブランドを象徴する有名人がトヨタのイベントステージに登壇するのは異例のことです。今回、我々に取ってもっともサプライズでした。

トヨタ86(当時はまだFT-86とも呼んでなかったでしょう)となるべき、FRスポーツカーをまかされたトヨタ自動車の多田哲哉さんは、当時マツダに在籍していた貴島さんにアポを取って広島へ向かいます。

そこで多田さんが貴島さんに聴きたかったこととは?

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ぼんやりと考えると、「気持ちいいスポーツカーとは何か?」とか「ロードスター成功の秘訣は?」などと考えてしまいそうですが、そこへたどり着く前の段階なワケですね。

多田さんは「スポーツカーのプロジェクトを会社にGO!と言わせるのにマツダで貴島さんたちはどうしたのか?」だったんですね。エンジニアリング的な話ではなかったのです。

そういえば、理想のスポーツカーとか、走って気持ちいいとか、そんなことはみんなわかってる、または人それぞれともいえます。聴かなくたっていい気がしますね。

その後、多田さんらは社長直轄プロジェクトとして86を発表するまでに至りました。

それにしても、トヨタとスバルのコラボの席にマツダが加わってたわけで、ぜひ、ロータリーエンジン搭載の兄弟車をマツダで出してもらえませんかね? 名前はRX-86とかダメですか?

(小林和久)

 

この記事の著者

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編集長 小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務める。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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