前回に引き続きトヨタハイメディック救急車の歴史をご紹介したいと思います。
今回はグランビアがベースとなった2代目
初代モデルと違い、グランビアにはベースとなるボディ(ロング、ハイルーフ)の設定が国内仕様には無く、ヨーロッパ仕様のハイエースに救急車架装をし、特別装備を施したのが、2代目ハイメディック。
トヨタは救急車用に用意したこのボディを、キャンピングカーのベース用として、ロールーフ仕様を発売していました。
このヨーロッパ仕様のハイエースは、フロントマスクと車幅はグランビアですが、全長が専用のロングボディ。
ノーマルのグランビアが4715mmなのに対し、ハイメディックの全長は5610mm。
ハイエース・スーパーロングベースの初代ハイメディックでも5345mmでした。
ちなみにこの全長、歴代ハイメディックの中で一番の長さです。
さて、初代に比べエンジンもグランビアのラインナップにあるV6 3.4Lエンジンとエンジン回りは特に変更も無く、内装もベースモデルであるグランビアの物をベースにシートやドアトリムを簡素化。
上級モデルのオートエアコンは装備されず、マニュアルタイプ。
では、救急車架装以外に特装されたものは無いのか?
いやいや、実は長くなったボディに秘密があり、4WS機構が装備されているのが、最大の特徴。
狭い路地先に入って行かなきゃいけない事もある救急車でありながら、ロングボディが災いする事もあるので、この4WS機能が威力を発揮します。
初代モデルに比べ、コストダウンを図った、2代目モデル。
個人的にはV8エンジンを継続して搭載してほしかった所ですが、初のミニバンタイプの高規格救急車に海外の救急車を連想させるスタイルには、今でも斬新さを感じます。
(井元 貴幸)
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