マルチ・スズキ・インディア社はデリー・オートエクスポにエルティガとともにコンセプトカー“Concept XAα”を出展しました。
インドの都市部の若年層に向けた新しい形のSUVの提案として、コンパクトSUVのコンセプトモデルだそうですが、外観はけっこうかっこよくこのまま日本に導入しても人気がでるのではと思ってしまいます。
世界中でSUVに人気が高まっていますが、貧富の差が激しくクルマを買える層はごくわずかのインドではまだ同セグメントは浸透していません。しかし、インド市場で近年、韓国・ヒュンダイが大躍進を遂げていることもありスズキはラインナップの拡充を図ることを示唆しているコンセプトカーといえるのかもしれません。
またインドでは首都ニューデリーのお金持ちでさえ、世間で“高級車”といわれているクルマをあまり買わないようで、街中や高速道路でそれらを見ることはかなりまれです。
これはお金持ちとはいえ堅実な人が多かったり、多人数家族が多いため高級車を1台買うよりは、複数のクルマを買うほうが合理的とする考えによるものだそうです。
また、現地人いわく「お金持ちが高級車を買うと所得税を払わなくなるため所有しない」という理由もあるそうです。信じられませんが、インドでは所得税を払う人はごくわずかなのだそうです(現地人談)。
【クリッカー編集部】