スマホ・ナビがPNDを駆逐する!?

ケータイでナビを使う方法はauなどが積極的にスタートさせるなど、数年前からありましたが、当時は画面が小さいので見にくい、操作しにくいなどの欠点を抱えていたのは確かでしょう。

駐車場の満空情報もリアルタイムで分かるなど、通信機能を活かした付加価値も容易に提供できるのがスマホ系ナビの利点だろう
スマホが急速に普及している現在では、カロッツェリアからもスマホ用クレイドルが出ているくらいですから、据え置き型ナビやPNDを買わなくてもスマホでも十分という声はますます強まるはず。とくにPNDとスマホは、機種によってはサイズも大差ないとなると、PNDを買って初期投資をするのか、定額料金を払ってナビ用アプリを使うかは迷いどころです。

 

 

 

「いつもNAVI」ならガソリンスタンドの場所だけでなく、最新のガソリン価格もわかる

ゼンリンデータコムがリリースしている「いつもNAVI」で見てみると、価格は1年間800円で、市街図表示や方向看板表示、交差点名称読み上げなどルートガイドで欠かせないフルナビオプションを1年間2000円で用意しています。iPhone/iPad向けで、満空情報付き駐車場情報やガソリン価格付きガソリンスタンド情報などもあり、さらにVICSやプローブ情報にも対応するなど、機能面でPNDとの差は少なくなってきます。PNDはワンセグや徒歩/自転車モードを用意するモデルが多いですから、ここに利便性を感じるユーザーには訴求しますが、必要なければスマホで十分という結論になるかもしれません。

 

 

 

ゼンリンだけに地図表示の見やすさに不満はない

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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