三菱MiEVから家庭用電源をとり出すアウトドア&サバイバルキットを発見?!【東京モーターショー】

第42回東京モーターショー、三菱自動車のブースには先日デビューしたばかりのミニキャブMiEVが、使用シーンを想定した状態で展示されていました。

 

その脇に、なんとも無骨なハコを発見。

そこには「原理試作品 1500W電源供給装置」と書かれています。

 

現時点ではミニキャブMiEVからコンセントで電源を取ろうと思うと、ディーラーオプションの「ACパワーサプライ EZ」を使うくらいしか方法がありませんが、その上限は定格100W。

 

しかし、それでは災害などの緊急時には足りませんし、またアウトドアでクルマからの電源供給することで料理を作ったり、音楽を鳴らしたりしようと思ったら、まったくもって不足。

 

そうした用途を想定して、1500W級の電源供給装置を開発しているとアナウンスはありました。

 

その試作品がこのオレンジ色のボックスというわけです。

原理試作品というだけあって、まだまだ洗練されていない印象ですが、機能としては十分ということですから、あとはスマートに仕上げていくだけ。遠からず製品となって完成しそうな気配を感じます。

 

ところで、この1500W電源供給装置は、ミニキャブMiEVのどこにつないで使うものでしょうか?

 

 

 

答えは充電コネクター。

 

もともとは電気の入り口だったコネクターから電気を逆流させることで、安全に引き出しているのです。

 

 

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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