第42回東京モーターショー、三菱自動車のブースには先日デビューしたばかりのミニキャブMiEVが、使用シーンを想定した状態で展示されていました。
その脇に、なんとも無骨なハコを発見。
そこには「原理試作品 1500W電源供給装置」と書かれています。
現時点ではミニキャブMiEVからコンセントで電源を取ろうと思うと、ディーラーオプションの「ACパワーサプライ EZ」を使うくらいしか方法がありませんが、その上限は定格100W。
しかし、それでは災害などの緊急時には足りませんし、またアウトドアでクルマからの電源供給することで料理を作ったり、音楽を鳴らしたりしようと思ったら、まったくもって不足。
そうした用途を想定して、1500W級の電源供給装置を開発しているとアナウンスはありました。
その試作品がこのオレンジ色のボックスというわけです。
原理試作品というだけあって、まだまだ洗練されていない印象ですが、機能としては十分ということですから、あとはスマートに仕上げていくだけ。遠からず製品となって完成しそうな気配を感じます。
ところで、この1500W電源供給装置は、ミニキャブMiEVのどこにつないで使うものでしょうか?
答えは充電コネクター。
もともとは電気の入り口だったコネクターから電気を逆流させることで、安全に引き出しているのです。
(山本晋也)