内装パネルをカーボンルック化してみよう! 【D.I.Y特集】

※カーボンシート

※使用車両はトヨタ・アルテッツァ ジータ

最旬カーボン仕様を張るだけで簡単に再現!!

所要時間 40分~50分 ※施工場所により変動 難易度 ★☆☆☆☆(1:簡単)

カーボンシート

カーボン繊維独特の柄を再現したステッカーシート。

(用意する工具)

ハサミ/カッター/ペン/ヒーター(ドライヤー)/シリコンオフ/※場合によっては透明なフィルム/テープ

 

今まさに旬といえるのがカーボン仕様です。高い強度に抜群の軽さを兼ね備えたカーボン素材は、多くの高級スポーツカーに採用されて以来、その高価さから高級感を演出する素材としても注目をされるようになりました。そしてドレスアップ業界でも大注目の存在なのですが、いかんせんメチャ高価。ということで、貼るだけで簡単に「カーボンルック」になっちゃうシートを効果的に使って「安く・簡単に」クルマをカスタマイズしてみましょう。

 

STEP.1

貼る場所の型をとって張り込む場合

今回はセンターパネルまわりをカーボンルックにするため、透明なフィルムを使ってカーボンシートを貼る部分の型を取ります。

カーボンシートを貼る部分に透明フィルムをあてがいます。少しでもズレると仕上がりが悪くなってしまうので、テープ等で固定することをオススメします。

用意したペンで貼付け位置に合わせてマーキングします。ボタンや表示などもしっかりトレースしてください。この作業は仕上がりに大きく影響するのでゆっくり慎重に作業します。

ペンで型を取り終わったらフィルムを今回の主役カーボンシートの上に合わせます。ここでもフィルムとカーボンシートがズレないようしっかり固定します。

今回のヤマバです。フィルムの上から、マーキングラインに合わせてカッターでカットします。ラインがグズグズにならないよう、ゆっくり時間をかけてキレイにカットします。

カーボンシートをカットできたら、まず貼付け場所をキレイにします。シリコンオフを使って脱脂、汚れを拭き取ります。その後、カットしたカーボンシートを貼付けます。気泡が入らないように気をつけてくださいね。

複雑な形状のところは、指の体温で暖めて伸ばすような感じで張り込んでいきます。他の貼付けヶ所も、同じ行程で作業します。

 

 

STEP.2

パーツ貼って折り込む場合

まず対象となるパーツを取り外します。今回はセンターパネル下部。TRCスイッチの配線コネクタを抜いて、ボタンも外します。

カーボンシートの裏側に直接マーキングします。辺や角を折り込み仕上げにするので、パーツの実面積より1cmくらい大きめにマーキングします。

マークしたラインに合わせてハサミでカットします。ちなみにラインは目安なので、きっちり精密にカットする必要はありません。

カーボンシートを貼付ける場所をキレイにします。シリコンオフで脱脂と汚れ落としは、貼付け作業前の必須工程です。

まずベースとなる一面にカーボンシートを貼付けます。気泡やゴミの巻き込みには十分気をつけます。

ベースとなる一面に貼付けたらパーツの形状に合わせて折り込んでいきます。ヒーター(ドライヤー)で暖めるとシートの柔軟性を高まり、形状にフィットさせやすくなります。

形状に合わせて折り込むように貼付けていきます。シートが固さが出てきたら、その都度ヒーター(ドライヤー)で暖めながら、作業を進めていきます。

張り込みが終わったらスイッチ部分をくり抜くため、カッターで切れ目を入れます。なお切れ目は四角形状の場合、対角線に入れてください。

切れ目を入れたら、余る部分は内側に折り込んでしまえばOKです。スイッチを付けてしまえば視認できなくなるので、無理に処理する必要はないです。

最初に外したTRCスイッチのボタンを元に戻します。

中央の小物入れ部分は、内側が見えるので折り込みはNGです。開口部分の輪郭に合わせてカッターで切り落とします。切り口は形状に馴染ませるようにしっかり押さえます。

最後にサイドのあまり部分の処理。ここも出来上がりは隠れる場所になりますが、ヒーター(ドライヤー)で暖めながら形状に合わせてしっかり折り込みます。

完成

センターパネルまわりのカーボンルック化に成功。カーボン独特の繊維模様が、質感と雰囲気をプラスしてくれます。そのヴィジュアルインパクトは満足すること間違い無しです。

シフトグリップもこんな感じに変身させることが可能です。

(プロのワザ施工ポイント)

今回のようにカーボンシート複数毎連続してはる場合、シートの切れ目をまたいでもカーボンの柄が繋がるように張り込めれば完璧です。これにより、より再現度の高い仕上がりになります。ポイントとしては、作業に入る前にカーボンシートの上下左右を決めておくことが肝心です。

 

おまけ!「余った部分で小物もデコレーション!!」

 

いくらシートとはいえ、余った部分を捨てちゃうのはもったいないですですよね。携帯電話(スマートフォン)やiPod、コンパクトデジカメなどをこんな感じでデコレーションしたらいかがですか?

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取材協力:J-LUG (www.j-lug.com)

撮影協力:Deflexs (http://deflexs.com/)