東風日産の自主ブランド“ヴェヌーシア・D50”発表で見えた、日系メーカーの『リユース』戦略・その1【広州モーターショー】

日産の中国における現地合弁会社「東風日産乗用車公司」が今回のショーで自主ブランド『ヴェヌーシア(英語名:VENUCIA、中国名:啓辰)』で最初のモデルとなる“D50”を公開しました。
このモデルは見ての通り、ティーダ・ラティオをベースとした小型セダンです。東風日産の総経理・松元史明氏は、「“D50”を今回の広州モーターショーで披露できたことを誇りに思います。中国のお客さまのカーライフをより充実させるために、2012年上半期の投入に向けて、準備を加速させていきます」とD50の発売が近いことを述べました。

このD50で興味深いのが、先に中国市場に投入されているホンダの現地合弁会社「広汽本田」の自主ブランド『理念』と同じくすでに販売を終了した旧モデルを新たなモデルとして蘇らせていることです。
今回のショーでも展示されていた『理念S1』(写真)は日本名“フィット・アリア”をベースに中国人スタッフが現地のニーズに合わせ改良したといいます。

今回発表されたヴェヌーシアD50は現地ではすでに“陽光(サニー)”(写真)が後継車として販売されているティーダラティオをベースとしています。
(クリッカー編集部)