井元貴幸 
東京モーターショウに、出品予定のトヨタ・アクアが一足早くメディアに公開され、話題を呼んでいます。
市販は12月26日とのことですが、早くも予約を入れている方も多いそうです。
購入にあたり、ライバルとなるのはもちろんホンダ・フィットハイブリッド。
室内の広さ、動力性能はアクアの方が勝っており、後発の強みを見せつけています。
特にエンジンは排気量もアクアの方が大きく、エンジン機構自体もVVT-i等フィットと比べコストがかかっています。
しかし、事前の資料によるとアクアよりFitの方が車体価格が安く装備も充実しています。
アクアの方はスマートキーやLEDヘッドランプはパッケージオプションにも関わらず、量販グレードのSで車体価格は税込178万円。
一方のフィットハイブリッドは量販グレードのハイブリッドスマートセレクションで172万円。
スマートキーやHIDヘッドランプも標準装備。
アクアのパッケージオプションの価格はまだ未公開のようですが、恐らくLEDヘッドランプパッケージで+10万円 スマートエントリーパッケージで+5万円あたりが、妥当な価格と思われます。
この価格差を考えると、カタログ燃費（JC08モード）の差が約10km/Lあっても、ペイするのには相当の距離を乗らないと解消されません。
デザインや、室内空間、そして新しさと言った面では断然アクアに軍配が上がりますが、コスト面ではイニシャル・ランニングともにフィットがおすすめです。
長く付き合うならトヨタアクア、買い替えサイクルの早い方はフィットハイブリッドをお勧めします。
（井元 貴幸）
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