FT-86の新キャンペーン予告、イメージカラーは柿色だ!?

トヨタが FT-86 World Report is coming soon! という予告映像をYouTubeに公開しました。

 

まだ「coming soon!」という段階なので、中身は不明ながら、短い映像からすると街中で見かけたFT-86をスマートフォンなどで撮影してSNSに投稿するという仕掛けのよう。

 

その内容はともかく、注目なのはこの映像中にFT-86のボディがチラリと映っていること。

 

街中を疾走するFT-86をスマートフォンで撮影した(しそこねた?)シーンで、その画面に写っているのはドアから後方、オレンジ色のボディ。

 

これまでコンセプトカーの変遷を思い出せば、初期が赤系メタリック、FT-86IIになったときにブラック、そして先日のフランクフルトショー出品時はオレンジとなってきましたが、画面で確認できるオレンジ色はフランクフルト仕様とも異なる印象。

 

オレンジというよりも「柿色」と呼びたくなる色味となっています。

 

柿色といえば、オーバーフェンダーも勇ましい初代レビンTE27のイメージカラーとして知られている色。

 

 

 

TE27型カローラレビン(1972)

まさしくハチロクに留まらず、レビンの歴史をリスペクトしているカラーチョイスといえそう。

よくよく見れば、サイドウインドウのカタチもTE27のそれを継承しているように思えませんか?

 

もっとも、現時点で出てくる情報がそのまま市販モデルにつながるかとはいえませんが、ともかく初代レビンからの伝統を受け継ごうという意思は感じられます。

 

これからもティーザー的な情報が数々出てくるでしょうが、この流れで是非とも3代目レビン(TE71)のイメージカラー、紺色ボディにオレンジストライプという個性的なカラーリングも再現して欲しいものです。

 

 

 

TE71型カローラレビン(1979)

(山本晋也)

 

 

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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