ダイハツe:S(イース)が遂に発売となりました。このクルマの最大の売りは先回、『ダイハツ・イースが80万円切りで30km/Lを達成した8つの技術とは?』でご紹介したとおりですが、魅力はそれだけには留まらないようです。
まずは室内スペース。 ホイールベース:2455㎜の中で前後乗員間距離が930㎜確保されており、後席の膝元スペースがかなりゆったりしています。 これは家族で乗るには大きな魅力ですね。
2つ目は前後のドアが全開時に約90°まで開く設計になっており、乗降性が結構良さそうです。ここまで開くドアは珍しいかもしれません。 ダイハツ車ならではの親切設計の一つ。
そして3つ目は最小回転半径が4.4mと小さいこと。狭い路地でも小回りが利きそうです。
外観はモーターショーに出展されたコンセプトカーとは異なり、一見、控えめなデザインとなっていますが、その魅力の数々はむしろビッシリと内に詰め込まれているようです。勿論、燃費30㎞/L(JC08モード)、お値段79.5万円からというのもかなり魅力的ですが。
ちなみに燃費向上の寄与率はエンジンが14%、アイドリングストップ機構が10%、軽量化が5%、CVTが4%、発電制御が3%、走行抵抗の低減他が3%だそうです。
軽量化の内訳は車体骨格の合理化が30kg、内装部品が20kg、CVT他が15kg、パッケージの変更が10kg。 燃費向上のために追加した部品が15kg増しで合計60kgにも達しています。
正に地道な設計努力の積み重ねを大きな成果に結び付けたクルマと言えるのではないでしょうか。今回採用された数々の低燃費技術「e:Sテクノロジー」はインドネシア向けに開発を進めているコンパクトモデルの『A-Concept』などにも引き継がれる模様。
e:Sの詳細はダイハツのHPで。 e:Sのアクセサリー・パーツはこちら。
こちらも併せてお読み下さい。 https://clicccar.com/2011/07/20/43946
(Avanti Yasunori )
【画像がすべて見られない方は>>> https://clicccar.com/63084 】