日産自動車と、メルセデス・ベンツでおなじみのダイムラーとの提携が拡大されることが発表されました。
日産&ルノーは2010年に資本や業務提携といった面でドイツのダイムラーと提携することを発表、電気自動車など次世代環境技術で提携されることが明らかになっていましたが、今回はさらに一歩進んだ感じです。
日産が入手するのは発表されたばかりの新型Bクラスのプラットフォームで、2.0LクラスFF5ドアハッチをインフィニティブランドで投入すると見込まれています。
このクルマ、どうやら製造は海外となりそうですし詳細は明らかになっていませんが、ベンツベースの日産車の登場は間違いないようです。
思えば日産はルノーと提携する以前は、ダイムラーと提携を協議していたと言われており、日独連合誕生か? なんて経済誌を賑わせていたものです。結果的にダイムラーは1998年に米クライスラーと合併。日産は1999年にルノーと提携。この話はご破算となってしまいましたが、10余年の時を経て晴れて結実となりました。
この提携話が話題になっていた頃に旧知のセールスマンが「Cクラスをブルーバード、Eクラスをセドリック、Sクラスをシーマにして、マーチとサニーをAクラスBクラスとして提供すれば良いんだろ!」なんて言っていたのを覚えていますが、笑い話ではなくて予知だったのかもしれません。
この新型車登場は2014年と言われています。
果たしてどんなクルマが誕生するのか?
今後の進展にも注目ですね。
(佐藤みきお)