NOPROの作戦は納豆走法だった【REV SPEED杯レーシングECO耐久】

前回のレーシングECO耐久では熾烈なトップ争いをしてガス欠して大きく順位を落としてしまったNOPROロードスター。

 

ガス欠でも頑張る第2回のECO耐のゴール手前(第三回からはコース上の手押しは禁止になりました)
ガス欠でも頑張る第2回のECO耐のゴール手前(第三回からはコース上の手押しは禁止になりました)

今年はどんな作戦なのか?と思ったら燃費重視作戦を敢行していたのです。

 

DUNLOPエナセーブEC202
DUNLOPエナセーブEC202

タイヤからしてECOモード。第1回大会の優勝商品のDUNLOPエナセーブEC202を履いての参加。どこまで燃費を伸ばす気なのか。

 

ストレートがゆっくり過ぎる
ストレートがゆっくり過ぎる

ひたすら1分40秒前後で周回しています。

 

何の抵抗もせず抜かれるロードスター
何の抵抗もせず抜かれるロードスター

ホントあっさり抜かれていくのですが、コンスタントに1分40秒台をキープ。このタイムを上下させない走り方は往年の中嶋悟のF1納豆走法を思い出させます。

 

しかし我慢しきれなくなった父は・・・
しかし我慢しきれなくなった父は・・・

しかし残り30分程度のところで、この走法に我慢しきれなくなったのか、お父さんが突如1分35秒台で周回しはじめます。燃費は大丈夫と踏んでかかったのでしょうが、1回だけタイム制限の1分35秒を割ってしまい、その周回はノーカウント!この親子、実はお父さんのほうがやんちゃだったんですね。

その他、黄旗追越の濡れ衣などがあり合計で2周を損失。トータル136周。周回数だけで見るとクラス4位なのですが、そこはレーシングECO耐久。9.33km/Lというクラスでダントツの燃費をもって、堂々のクラス1優勝。

 

クラス1優勝、総合6位のNOPROチーム
クラス1優勝、総合6位のNOPROチーム

2周減算がなければもしかすると総合3位まで食い込めたかもしれません。恐るべし燃費マジック。

(北森涼介)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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