現実のアーマードバルキリーは意外にも……【ランチアデルタS4ストラダーレ】

(宣伝のようになってしまうんですが、特に宣伝したいわけでもないので許してください)

先日取材でデルタS4ストラダーレに乗ったんですよ。

そう、あの、フィットみたいな5ドアハッチバックをベースにエンジンをミッドシップ搭載してスーパーチャージャーとターボチャージャーを組み合わせて、しかも4駆という、まあマックで言えば「クォーターパウンダーとナゲットとポテトLとコーラL」みたいな、「食べたいだけ食べる。それが資本主義!」的なメガ盛りです。つうか、まるでアーマードバルキリーですよその無理矢理感たるや。

でね、このS4って、わずか200台しか作られなかったあくまでも「競技ベース車」だから完成度低いんだろうと思いません? 私は思ってましたよ。

ところがね、ちゃんと整備したS4の実力はすごい! エアコンばり効きでサーキット全開は余裕。スーパーチャージャーとターボチャージャーの境目もぜーんぜんわからないくらい低速から高速までトルクの塊。しかも4駆の制御具合が大変によろしくて、まったくもって全体がスムーズ! なんです。

いやあ、やっぱあれですね、グルーブBマシンとはいえども、ベースがちゃんとしてないと競技でも勝てないんですね。目から鱗でしたよ。

……あ、冒頭で宣伝うんぬん書いたのは、近々、このS4やデルタ・インテグラーレについてまとめたDVDを発売するからなんです。が、宣伝だと思われると嫌なんでリンクとか張りませーん。

じゃ!

(ウナ丼)

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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