いわゆる“キャノンボール”って北朝鮮平壌も通るラリーだって知ってますか?

クルマ好きなら必ず憧れるであろうフェラーリ、ポルシェ、ランボルギーニ、ブガッティなどのスーパーカー
多くの人はそれを大体は本などの写真で見ることが殆どだと思います。

何故ならそれらのクルマは非常に高価で非常に限られた数のみ生産され、限られたオーナーがそのキーを得ることができるのでなかなか実際に走っている所を見ることはないですね。

しかし、この夏の時期は世界各地でそのようなスペシャルなクルマが集うイベントが開催されています。

Gumball3000
GoldRushRally
Bullrun

この3つの名前はヨーロッパとアメリカで開催されているラリー競技です。
この3つのラリーの共通点は

・普段お目にかかることがないスーパーカー、珍しいクルマ
・ハイセレブなお祭り
・限り無く黒に近い現代版の「キャノンボール」

であることです。

今回はその中で最も有名な「Gumball3000」を紹介していこうと思います。

・Gumball3000

 

Gumball3000、その名前の意味は・・「Gumball」は「男のあのボール」を(・w・;)。「3000」はラリーの全走行距離、3000Mile(4800km)を走破する国際公道ラリー。
現代キャノンボールの中心的存在で、最も規模が大きいラリーです。
今年は5月末にロンドンをスタートし、パリ、バルセロナ、モナコなどをチェックポイントとし6月1日にトルコ・イスタンブールにゴールする日程でした。(毎年ルートは変わり、来年はアメリカ横断。最も変わったルートは2008年に北朝鮮・平壌を訪れるルート) 

このレースは主にヨーロッパと中東からのエントリーが大半を占めています。
半ばアングラでありながら多くのアパレルブランドなどがスポンサーをしているのが特徴です。(PUMAやNIXON)
毎年、多くのスーパーカーや珍車が参加します。
今年は世界に77台しかない最新スーパーカー、アストンマーチンone-77が参加したことに尽きると思います。
1台、1億3000千万円以上というプライスが付いて、デリバリーも今年に入ってから始まったばっかのスーパーカー!7.3L V12で650馬力以上発生し、最高速度322km/hに軽く達するプレミアムカーです。

それを…お金持ちの考えている事はよくわからないです。
こういったレースで参加者はスピードを競う訳ではなく、単に「自慢したい」というのが殆どでスピードは「踏んだら出ちゃった」というぐらいの感覚らしいです。

もちろん…

こういった自体になることは至極当然の事で、競う要素があるとすれば「違反切符の数」でしょうか?
大規模なイベントなのでスタート・ゴールはもちろん途中チェックポイントとなる街はこのイベントの為に一部道路が占領されるので各国の警察の耳には当然届いているので・・(数年前に一般車を巻き込んだ事故があったので年々厳重警戒されています)

日本ではまず不可能なことだとは思いますが。

 

良い子のみんなはどんなクルマを乗っても公道ではルール守り、周りの迷惑にならないよう安全運転で楽しいドライブを心がけてくださいね。

まぁ楽しそうではありますが。

(栗原 淳)