3万円もあれば買えてしまうPNDやケータイ、スマホで使えるカーナビ用アプリが続々と登場するなど、2DINや1DINなどインパネに設置する据え置き型ナビの苦戦が続いています。そこで、ナビ各社は対抗策として大容量HDDナビから安価な価格設定が可能なSDナビへとスイッチし、10万円を切るライト系ナビを充実させています。
2011年の夏モデルもその流れは強まる一方で、クラリオンからSDナビの「NX501」がお目見えしました。価格はオープンですが、市場想定価格はなんと6万円台だそうです。8GBのMicro SDを搭載し、最新の地図データや「まっぷるマガジン」100冊分のデータを搭載しますが、地デジはワンセグ、画面は6.2型と少し小振りながらLEDバックライトを搭載して高精細を実現しています。また、iPhoneやiPodは別売のケーブル「CCA-750-500(8,400円)」を経由することで接続できます。Bluetoothによるハンズフリー通話やオーディオ再生にも対応しています。
価格をグッと抑えることができたのは、12セグではなくワンセグ、地図は2Dのみ、VICSなどの渋滞情報も省くなど、必要最小限の機能に絞り込んだため。お手軽な価格でナビの基本機能とワンセグ、音楽を楽しめれば十分という人に魅力的といえるでしょう。
(塚田勝弘)
【未来のカーナビの姿を考えてみよう!】https://clicccar.com/2011/06/22/33961