ノルウェーのEVメーカー”Think”が倒産

オートモーティブニュースヨーロッパが報じたところによると、ノルウェーに本居を置く電気自動車メーカーThink社が破産したとのこと。

 

Think社といえばコミューターサイズの、その名も”City”というコンパクトEVの量産で知られていたところ。昨年も1000台を超える生産があったといいますから、この破産は青天の霹靂でしょうか。

 

昨2010年には伊藤忠商事が日本での独占販売権を手に入れ、Think社と提携したというニュースもありましたが、ついに日本での販売はされぬまま、このシティコミューターは過去のモデルとなってしまいそうです。

 

それにしても、キュートなデザイン、誘導モーターというチャレンジングなパワートレーンなど魅力たっぷりの、このEVがこのままなくなってしまうとしたら、それはそれで残念。

 

こちらはThink・CityのテレビCM。

排ガスを吸わないよう息をとめて街中を走り回る市民、もう息が続かないというときに一時停止したThink・Cityを見つけて九死に一生を得るというゼロエミッションをユーモアたっぷりに表現した良作ですが……。

 

果たして、Think社にも救世主となる新たな出資者は現れるのでしょうか?

 

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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