“ヨタハチ”などと呼ばれて親しいトヨタ・スポーツ800。
トヨタ初の庶民派スポーツカーです。
今で言ったら……なんですかね? すぐに思い出せないくらい、スポーツカーって無くなってしまいましたよね。やはり、現在の車社会の中心はエコカーですからね。
国産車では日産マーチが4気筒から3気筒へ、輸入車ではフィアット500が4気筒から2気筒へダウンサイジング化したりしてますが、ヨタハチは最初から2気筒、しかも空冷ですからね!
面白いのは、エンジンが前輪の車軸より前にマウントされているんですよね。その辺は、元々航空機を製造していた関東自動車のテイストがふんだんに残っているからなんでしょうけど、それはエンジンだけではなく、ボディもできるだけ空気抵抗を減らすために流面形のボディ形状ですし、窓ガラスだって、初の曲面タイプを採用するなどして、リッター31kmですって!
そんなエコカーのハシリみたいなヨタハチですが、今やほとんど見ることはなくなってしまいましたが、さらに希少なレーシング仕様を発見!
それは、プライベート所有の個体ながらも唯一トヨタ本社でフルレストアされた『トヨタ・スポーツ800 ワークスカー』です!
本車両は、1967年に行なわれた日本初の24時間耐久レース「富士24時間レース」に出場したり、2005年の「グッドウット・フェスティバル・オブ・スピード』にトヨタの枠で出場を許されたような、超貴重な個体なのです!
驚いたのは、既に40年以上も前の個体なのにも関わらず、1発始動で動体保存されているんです! 内外装もホコリっぽい感じは全くありませんし、例えばステッカーなんかも当時のデザインを正確に再現しております。さすが、トヨタ公認のフルレストア車両です。
サーキット専用車両とはなりますが、ヨタハチのことをあんまり知らない方でも、この個体にはググッとくるものがありませんか?
気になる車両本体価格は15,750,000円(税別)。
詳しくはこちら。
http://www.as-garage.jp/stock/yotahachiW.html
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