なかなかお目にかかれないクラッシュテスト用のダミー人形です。はじめて真近かでみましたが、オブジェにもなりそうな精巧さです。見てください、関節のパーツといい、アルマイト加工の二の腕や頸椎・・・機械好きには堪らなく萌えですね。
後付けの「パイ」もなぜか3種類ありました。どちらにしろボクにはちょっと物足りないサイズですね。
従来のダミー人形は各種センサーの解析装置がトランク1つ分ぐらいの大きさがあって、後部トランクなどに収容しなくてはいけなかったのですが、最新のものはそれがたばこ1箱分ぐらいにダウンサイジングされて、ボディに直接埋め込み式になったとのことです。
四谷シモンやハンス・ベルメールのようなの関節人形が大好物なボクにとって、このダミー人形は直球の偏愛対象なんですよね。見ているうちにすごく欲しくなっちゃいました。
「コレ売って頂けますか?」
恐る恐る尋ねてみました。すべてフルオーダーですので「好みに合わせてアナタだけの一体」を制作してくれるそうですが、値段を聞いてびっくり!1000万円からのスタートでオーダー内容によっては1億円ほどとのことです。
う~ん・・・人生かけてまでは愛せないですね。
残酷な目に逢うべく作られた人形たち。その因果さゆえに何か惹かれるものがあるのでしょうか…
(テングダンディ)