ニューヨークモーターショーでの発表はアメリカンホンダEVPのジョン・メンデルさんにより行われました。
日本ではもはや在庫販売だけで生産を打ち切られたシビックですが、北米ではすでにお伝えしているように次世代モデルが誕生しています。一見してわかるように、デザイン的にはキープコンセプトでさらにワンモーションに近づき、先代モデルが好調だったことがわかります。サイドビューを見ていただくと、キャビンフォーワード前輪に荷重の乗ったFFらしいフォルムを見せてくれます。かなり空力的にも頑張りながら、面の持つやさしさをしっかりと保ってきた造形であることに進化を感じます。
ラインナップは、ガソリンエンジンのシビック・セダンとシビック・クーペ、ハイパフォーマンス・モデルのシビックSiセダンとクーペ、ガソリン・ハイブリッドのシビック・ハイブリッド、そして新たな低燃費モデルのHF、天然ガス仕様のシビックNatural Gas (以前のGX)という布陣です。経済性はセールスポイントのひとつで、ガソリン仕様のセダン、クーペともハイウェイモード燃費がATで8%向上しているとのことです。
またハイブリッドでは、ホンダのハイブリッドとしてはじめてリチウム・イオン・バッテリーを搭載しています。加えてシビックには多くの最新技術が投入されていますが、特徴的なのはインパネの5インチLCDでインテリジェント・マルチ・インフォメーション・ディスプレイ(i-MID)が採用されていることで、各種の情報をカスタマイズして表示することが可能です。
さらにSiを除く全モデルには、エコ・アシスタントが採用され、燃費結果をフィードバックして個々のドライバーの運転スタイルに合わせて、省燃費を実現していくことが可能となっているとのことです。3サイズはセダンがL4503×W1753×H1435mm、クーペがL4458×W1753×H1397mmとクーペがわずかに拡大された程度なのですが、両車ともにホイールベースはセダン2670mm、クーペ2621mmと3cm程度短くなっています。
日本には来ないクルマですが、日本で見たらどんな感じなのでしょうね?
(MATSUNAGA, Hironobu)