今だから必要な節電テクニック【計画停電に備える】

3月29日はなんとか計画停電を回避できそうな感じですが気を許すと、電気の使用量などというものはすぐに上がってしまいます。そうならないためにも一人ひとりが出来ることを一生懸命提案させていただきます。

 料理ひとつを取ってみても節電できることは山ほどあります。実際、煮炊きはガスを使えばいいということですが、世の中にはオール電化というお住まいの方もいらっしゃいます。両方のお住まいに使える節電のヒントを説明しましょう。

 お米を炊く炊飯器。

お米を炊くのは電気でも仕方ありませんが保温はやめておきましょう。保温では300Wから400wの電気が使用されてしまいます。朝炊いて夜まで保温をしておいたらとてつもない電力消費です。

もう一つ、絶対に使用を避けてもらいたいものは電気ポット。お湯を沸かすの1200W、保温に300W、再加熱に1200Wとこのサイクルを延々繰り返します。すごい電力消費です。

お湯を沸かしたいけどガスがないというあなたは電子レンジを使いましょう。電気ポットでお湯を沸かすのに10分かかるとしたら、電子レンジなら2分です。使用電力は同じ1200W。どちらが節電かお解かりですよね。オール電化のIHクッキングヒーターでも言えることですが、煮る、蒸す、沸かすは電子レンジの方が短い時間で完了します。外部から熱を加える電気ポットやIHクッキングヒーターと電子の放出によって素材の分子を振動させる電子レンジでは加熱の仕組みに大きな違いがあるので電子レンジのほうが早いのです。

 まぁ、味については安否両論ありますが保温をやめて、必要な量だけ電子レンジで加熱すれば電気の消費量を3分の1から5分の1程度に減らすことも可能です。

 電子レンジでお湯を沸かしたりするときは電子レンジ用の耐熱容器で行ってくださいね。

間違っても金属容器ではやらないように。

電子レンジが爆発しますから。

 

(北森涼介)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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