まったく個人的な話で恐縮ですが、ワタクシが子供のころ髪を切りにいってたのは「おしゃれさろんミウラ」という三浦さんが経営する床屋さんでした。
子供心に「どこがオシャレなんじゃあー!?」と思いながらも、ミウラというスーパーカーを知ったとき、名前がダサイな、と思ったもんです。
でもでも、クルマはメチャクチャかっこよかったです。
「流れるような」という表現がこれほど似合うクルマはないと思わせるぐらいに流麗なボディに心引きつけられましたね。
こちらのまつげがあるように見える前期型のP400Sのほうが後期型のSVよりおメメぱっちりな気がして好きでした。
V12の4リッターエンジンを横置きに積むって今思うとけっこうすごいレイアウトです。重量は1040kgだったようなので、ほとんどエンジンを運んでるような感じの走りだったのでしょうか。
タイヤはピレリP7でしたが、当時はCN36だった記憶があります。ホイールのカンパニヨーロエレクトロン104(だったと思う)がステキでした。
ガバッと開くカウルにも憧れましたよね。
ワタクシが中学生になったころには、すっかりスーパーカーブームも終息し、おしゃれに目覚めた頃には、件の床屋さんにも行かなくなりました。
(小林和久)