【ノスタルジック2デイズ】40代のための刺さるクルマその②ランボルギーニ・ミウラ

まったく個人的な話で恐縮ですが、ワタクシが子供のころ髪を切りにいってたのは「おしゃれさろんミウラ」という三浦さんが経営する床屋さんでした。

子供心に「どこがオシャレなんじゃあー!?」と思いながらも、ミウラというスーパーカーを知ったとき、名前がダサイな、と思ったもんです。

でもでも、クルマはメチャクチャかっこよかったです。

「流れるような」という表現がこれほど似合うクルマはないと思わせるぐらいに流麗なボディに心引きつけられましたね。

こちらのまつげがあるように見える前期型のP400Sのほうが後期型のSVよりおメメぱっちりな気がして好きでした。

V12の4リッターエンジンを横置きに積むって今思うとけっこうすごいレイアウトです。重量は1040kgだったようなので、ほとんどエンジンを運んでるような感じの走りだったのでしょうか。

タイヤはピレリP7でしたが、当時はCN36だった記憶があります。ホイールのカンパニヨーロエレクトロン104(だったと思う)がステキでした。

ガバッと開くカウルにも憧れましたよね。

ワタクシが中学生になったころには、すっかりスーパーカーブームも終息し、おしゃれに目覚めた頃には、件の床屋さんにも行かなくなりました。

(小林和久)

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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