メルセデスベンツから、新型CLSが発表されました。
前モデルのCLSは、デビュー当時「うひゃー、なんかぬめっとしてるみたいでキモ迫力あり!」って感じで大きなインパクトをもたらして、“クーペ風セダン”のようなジャンルを築いたといってもいいようなクルマでした。
日本じゃかつてペルソナとかカリーナEDとかエメロードとかに当たるような気もしますが、まあ、CLSはライバル社の目から鱗を落としちゃったようで、なんとなく似ているようなVWパサートCCやBMWの5シリーズグランツーリスモなんかを生んじゃった気もします。
そんなCLSが新型にフルモデルチェンジしました。基本コンセプトは変わらず、川上完さんも「やっぱ後ろの天井は低いね」とおっしゃってました。
頭のスペースも含め、キチンと大人が座れなくはないんですが、なんとなく目の上の天井が気になると言えば気になります。
今のところタイプは2つ、AMGと普通のヤツでそれぞれCLS 63 AMGとCLS 350 BlueEFFICIENCYといいます。
AMG 63は6.3リッターエンジンを搭載するのではなく、5.5リッターのV8ツインターボです。350はそのまま3.5リッターのこちらはV6です。
どちらにもアイドリングストップが装着され、エンジンは筒内直噴です。こういったクルマだからこそエコなイメージは必須ですね。今時エコを考えてないと頭悪そうに見えますもんね。
価格はCLS350が930万円、AMGが1625万円です。
けっこうなお値段です。
で、AMGは標準で386kW(525ps)/700Nm(71.4kgm)のエンジンを搭載しますが、実はオプションが用意されているんです。オプションのAMGパフォーマンスパッケージを注文すると、410kW(557ps)/800Nm(81.6kgm)となります。19インチホイールやサスペンションなどの足まわりも変更になり、オプション価格は110万円となります。
さらに、ブレーキ性能を向上させるAMGカーボンセラミックブレーキを装着するとキャリパーがゴールドになってお値段は140万円。さらにさらにAMGカーボンエクステリアパッケージは60万円、AMGカーボンインテリアパッケージは40万円でございます。
それらのオプションだけでも足すと350万円。普通の、まあちょっといいクルマが買えちゃいますね。
プロモーションムービーはコチラです。
スペックはコチラです。
http://www.mercedes-benz-service.jp/passenger/car_lineup/cls-class/catalog/spec/#page=1
(小林和久)