何と9速! ゼット・エフ社が乗用車用ATをさらに多段化!

 

ドイツのトランスミッション・メーカーであるゼット・エフ社は、実用に向けて開発中の横置き9速ATを発表しました。2009年のフランクフルト・モーターショーでコンセプトモデルが実用化となったわけです。ゼット・エフ社ではすでに縦置き8速ATを実用化していますが、さらなる多段化です。

その狙いは、すぐれた燃費性能とCO2排出量の削減。多段化により、幅広い速度域でのロックアップ領域を拡大することが可能となったとのことです。

このトランスミッションの生産は、アメリカ・ノースカロライナ州グリーンビルで行われるとのことです。

ならばCVTで十分では? とも思われるでしょうが、ハイパワーや大きな重量ではCVTはなかなか成立しにくいとも言われます。はたして、どっちが有利なんでしょうね? あるいはすみわけはあるんでしょうかね? 見た感じはかなりコンパクトに見えますが、詳細がわかりましたら、またレポートします。

(MATSUNAGA, Hironobu)