突然変異とまでは言いませんが、カーナビの画面がどんどん大きくなっていることに気づいたんです。
その口火を切ったのが、アルパイン「ビッグX」。
純正カーナビは7インチが標準サイズですが、このビッグXは8インチの大画面を採用。たった1インチの違いで「こうも見え方が違うのか!!」と感じるはず。
高輝度ホワイトLEDバックライトの採用もあり、地図の見やすさは「普通のケータイと文字が大きいらくらくホンくらいの違い」と表現すれば分かりやすいでしょうか? ワンセグや地デジを見たり、iPodやiPhoneと接続すれば、大画面にアルバムのアートワークや楽曲のタイトルを表示させて音楽を聴いたり、いろいろなエンターテインメントが楽しめるのです。これは素晴らしい!!
車室内はスペースに限りがあるので、リビングに置く40インチ、50インチという大型化は物理的にムリですけど、この製品はセンターダッシュに綺麗に取り付けられる最大サイズとバランスを誇っている、と言えますよ。
その一方、欧米では4インチ程度の小型ポータブルナビ(PND)が主流です。ヨーロッパで撮影しているカメラマンも小さい画面のガーミン(GARMIN)で不自由なく空港からモーターショー会場やサーキットを行き来しています。案内役の地図としては、画面が小さくてまったく不自由はありません。なにより、コンパクトでかさばらないから、海外出張でも便利ですよね。
また、スマートフォン人気もあって、iPhoneやアンドロイド端末にナビソフトを入れてカーナビとして使っている人も増えています。それでも満足できない人は、より大きな画面を持つiPadをクルマに持ち込んでいます。iPadの車載キットもたくさん売っていますしね。iPadの画面サイズは9.7インチもありますから、これも大画面化の流れでしょう。
結論としては、ナビ機能だけを考えれば「小さくても充分使える」と思います。でも、地デジやDVDなどの映像を車内で見るのは大きいほうがいいですよね。
まぁ、携帯電話にも言えることですが、日本人は「全部のせ」が大好きな国民性なんです。
最終的には、ナビ画面でなにをしたいか?というのが選択時の大きなポイントになりますけど、皆さんが愛用している画面サイズはいかがですか?
(南風よしお clicccar編集部)