リンスピードといってもあまり馴染みはないでしょうが、毎回ジュネーブ・モーターショーにあっと驚くコンセプトカーを登場させているスイスの会社です。以前には、翼を組み立て式にして空飛ぶクルマをデザインしたり、ロータスをEV化して水陸両用車にしたりしています。
社長のリンダークネヒトさんがロマンチストで、映画に登場する奇想天外なクルマのようなものを実際に作りたいと考えている人なんです。このロータスも007の潜水艦になるエスプリのイメージがあったわけです。
しかし開発の段階で室内を空気で満たしたら、水中に沈めるのがすごく大変なことがわかりました。そこで、クルマを全部水浸しにして酸素ボンベを加えて運転することにしたのです(それだけでもすごい技術!)。
そして今回発表されたのが、バンブー。2011年3月のジュネーブショーで発表されるコンセプトカーで、もちろんEVです。
イメージは南仏のサントロペ。この地はブリジッド・バルドーがこよなく愛した地で、彼女のバカンスのシーンをイメージしていたりもするんです。サントロペの地につけば、きっとこんなクルマでトロトロ走る甘い生活なんで、やっぱ理想ですよね。
バカンスに時間は不要です。のんびりゆったり行きましょう。それにしてもいいカタチですね。
どこかシトロエン・メアリに似てますが、これから重要なのはライフスタイルを提案していくことです。