狭くうねった道を、なんのためらいも無くアクセル全開で走り抜けるラリーは世界中で大人気。しかし、一歩間違えれば車両が大破するほどのクラッシュにもなりかねません。
ポーランドのラリー選手権で起こった悲劇の第一犠牲車はルノー・クリオ。
タイヤ1個分ほどアスファルトからはみ出した瞬間、マシンは完全にコントロールを失い、ガードレールへ一直線。ラヂエターまで壊れ、エンジンルームから白い煙がモクモクと上がってしまいました。
そして第二の犠牲車は三菱・ランサーエボリューション。
テールをガードレールにヒットさせてしまった瞬間、マシンはコントロールを失い、ロケットミサイル並みの勢いでコースアウト!
しかし、そこには第三の犠牲車が……。なんと、スバル・インプレッサです。
カメラマンの愛車か、はたまたオフィシャルの車かは分かりませんがロケットミサイルと化したランエボが、インプレッサの右側面に命中!!
ドリフト選手権「D1GP」の追走シーンかのように、2台が見事に並びました。
しかも、悲しいかな、当てたランエボよりも、当てられたインプレッサの方が大ダメージ。
やはり「ランエボvsインプレッサ」という図式は、WRCを撤退した今も尚、続いているのだと実感しました。
(冴生 煌)