マツダより先にキャパシターを搭載!【国際二次電池展】

マツダが次期Cセグメントセダンで減速エネルギー回生システム「i-ELOOP」を採用すると発表しましたが、そこで使われるのが「キャパシター」です。
大きなコンデンサと同じようなもので、化学変化なしで電気を蓄えることができるため素早い充放電と長寿命を可能とします。

しかし、そのマツダよりも先に「キャパシター」を搭載したのが、シトロエンC4。といっても欧州向けのディーゼルのアイドリングストップ機能付きの車両です。ここにアメリカンブランドのマックスウェル社のウルトラキャパシタが採用されていたのです。

利用は鉛バッテリーと併用して、エンジンの再始動を手助けするというもの。
セル1個の電圧は2.7Vですから、2個直列にしてもキャパシタ単体ではセルを回せるほどのパワーはありません。が、鉛バッテリーのフォローという役割ならこれで十分、ということのようです。

(鈴木ケンイチ)