40代のみなさんには憧れのクルマですね。映画「バックトゥーザフューチャー」でマッドサイエンティストの「ドク」が作ったタイムマシンのベースカーとしてあまりにも有名です。
さて、この「デロリアン」ですが、正確には「デロリアン」とはメーカー名で、車名としては「DMC-12」というのが本当の名称。ラインオフが1981年、デザインはあの「ジウジアーロ」、と設計は「ロータスカーズ」と出自としては超一流なんです。
エンジンはPRVといって「プジョー・ルノー・ボルボ」の3社で共同開発された実用エンジン。このエンジンにターボ付けたものが、「アルピーヌ V6ターボ」なんかにも使われています。こちらのクルマは以前に所有していたことがありましたが、滑らかな回転だったけどトルク重視のもっさりしたエンジンのイメージでした。まあ、セダン向けですね。
さて、ボディメイクを見てください。ステンレススチール無塗装でヘアライン加工が施されてますね。この辺の演出がこのクルマを未来的な造形へと誘っているのでしょう。
ドアはおなじみのガルウイング。ヒンジがちょっぴり貧弱なのと、補強のためでしょうか、発泡剤がちょい見えするところもバックヤードビルダーっぽいカンジがします。
と言いつつも全高1144ミリに対して全幅が1988ミリと、現在のスーパーカーよりも比率でいえばペッタンコ。このディメンションこそがパッと見たときのインパクトにつながるんですよね。やっぱり格好いいです!
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(テングダンディ)