【かなりヤバイ!】円高で実感がないけど、ガソリン価格が大変なことになっている!

 

アメリカの株安が世界中に飛び火して大変なようですが、それに伴って円高がますます進んでいます。8月9日の時点では1ドル=77.4円ということになっています。

ところで皆さん、円高なのにちっともガソリンが安くなっていないことにお気づきですか?

実は、原油価格がすごい勢いで上昇しているのです。
昨年の5月、1バレル=73.74ドルだった原油価格が、今年の3月から急騰!2月に1バレル=89.37ドルだったのも高いなと思いますが、3月はに102.92ドル、4月には110.05ドルと10%づつも上昇しているのです。

5月に入って101.25ドル、6月は96.25ドルと徐々に下がっては来ていますが昨年レベルには程遠い。

これは震災の影響ではなく、アフリカや中東方面の民主化運動による政情不安が原因だと見られているようです。それに加えて石油資源自体もピークアウトを迎えており原油価格が極端に下がることはないだろう、という市場意識も高値に推移する要因だといえます。

実際、現在の円高水準でレギュラーガソリン1リッター=150円程度ですが、単純計算で1ドル=90円になると166円、100円になると178円、120円で204円となります。(ガソリン税は本税28.7円、特例税25.1円で計算)

こうなってくると、低燃費車やハイブリッド、電気自動車は本当に必要な乗り物だと感じられます。

 

(北森涼介)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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