刷新された新型メルセデス・ベンツ「Aクラス」(322万円〜)の魅力とは?

メルセデス・ベンツ日本が10月18日に販売を開始した新型「Aクラス(W177型)」。初代モデル(1997年)に始まり、2代目(2004年)、3代目(2012年)を経て、今回のモデルで4代目となります。

モデルチェンジと共に車体サイズも立派になりつつあり、その全長は初代モデルに対し800mm以上、先代比でも120mmほど「成長」しており、特に3代目からはスポーティなデザインを纏うようになりました。

さて、新型「Aクラス」は先代モデルからどのような進化を遂げているのでしょうか。

サイドビューを見る限り、そのプロポーションに大きな変化は無いようですが、車両前後についてはヘッド&テールランプの上下幅が薄くなったこともあり、よりスポーティになった印象を受けます。

搭載エンジンは、軽量化やCO2排出量低減、燃費向上などの目的で1.6Lから1.33Lへとダウンサイジングされていますが、最高出力は逆に122ps/20.4kgmから136ps/20.4kgmへと+14ps向上。

ホイール廻りの空力特性改良等でCd値「0.25」を達成するなど、欧州の同セグメント比でトップ値を誇っており、トランスミッションは先代同様、7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)を装備しています。

また前車追従機能「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック」に自動再発進機能を付加すると共に、ウインカー点滅後に自動車線変更してくれる「アクティブレーンチェンジングアシスト」を新たに装備。

新型AクラスのCMではボイスコントロール機能を備える対話型インフォテインメントシステム「MBUX」(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)搭載がクローズアップされていますが、基本性能の進化にもぬかりが無さそう。

新型の車両価格は「A180」が322万円(税込)からと比較的リーズナブルで、12月からデリバリーが開始される模様。グレードや仕様によっては年内の納車も可能なようで、4代目「Aクラス」についても先代モデル同様、各方面から大きな注目を集めそうです。

Avanti Yasunori・画像:M/Benz)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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